質を上げるために必要なコンセプトについて考えたこと

概要

少し前まで、コンセプトを考えずに物事を行なっていました。そのため、「何が伝えたいのか分らない」「目的は?」などと言われることがありました。そこで、コンセプトを持って物を作ることにしました。単に作りたいから作るだけではなく、コンセプトから終着点を考えた方が作りやすくなることも分りました。自分が実践した複数のことから、気付いた共通点と今後について考えたことを説明風にまとめます。

実践

プレゼン

最初に、プレゼンを題材にコンセプトを持つことの重要性に気づいた話を書きます。

プレゼンを始めてしたころは、目的を持たずにプレゼンしていました。授業でプレゼンする機会があるからプレゼンするだけでした。プレゼンは人前で発表することくらいの認識しか無かったのではないかと思います。

学会発表する前日、練習として学会用のプレゼンを企業の勉強会でさせてもらいました。そのときは、プレゼン資料を作ることとプレゼンすることで精一杯でした。そのため、目的が分らないようなプレゼンだったのだと思います。企業の方がアドバイスをする前に、「目的は?」と聞かれました。

そこでやっと、目的がないと、どっちの方向に改善するか分らないことに気づきました。プレゼンには、コンセプトが必要なんですね。

例えば、夏休みの工作で硬貨の仕分けをするものを作ったとします。それを発表するとしても何をコンセプトに持つかで発表が全然違います。

  1. すごい物を作る技術があるんです。自分って凄いでしょ?
  2. 便利なものを簡単に作ることができるんです。みなさんもどうぞ。
  3. 便利なものができました。みなさん是非使ってください。

自分のアピールなのか? 作り方の説明なのか?宣伝なのか?ってことですね。プレゼンを説明と捉えれば、ブログも同じように説明と捉えられます。

  1. 知らせたいのか
  2. 実践させたいのか
  3. 売りたいのか

このへんを意識して作ると良いものができると思います。

写真

次は、写真を例にコンセプトの重要性について気付いたことを書きます。

先程説明したプレゼンやブログとは違って芸術的な要素が多いと思います。しかし、写真に対してもコンセプトを持って撮影しないと見る人によったら分かることもあるようです。過去に、モデルさんに写真を見てもらっているときに「撮りたいものに気づいてないんじゃない?」とコメントを頂きました。伝えたいもの、コンセプトが必要なこと。どんな事をコンセプトにすればよいのか分からずにいました。

しばらくして、美術館にて作品を見ていたとき、「この作品って何を思って作ったんだろう」と考えたのがきっかけでした。自分が見る側になったときに、やっと何を伝えたいかって気になりました。それから、芸術的な作品にもコンセプトが必要だと気づきました。

最近は、自分の作品全体に対してと毎回の作品のコンセプトを考えるようにしています。作品全体に対してのコンセプトは、「そのモデルさんじゃないとダメな写真」と考えています。毎回の作品のコンセプトは、「季節感を出す」や「カッコイイCMみたいな写真」などです。コンセプトを考えることで、反省しやすくなり、意見ももらいやすくなりました。

考察

プレゼンにおいても、写真においても、コンセプトを考えることでものの質が向上させることができたと思います。また、助言を得やすくなったり、目的にあった助言を得ることができるようになると思います。そして、自分で反省をするときにも、コンセプトに沿っているかも確認できるので、多くのことを反省できると考えました。

後記

こんな記事を書きながらも、前回の記事にコンセプトが無かったことに気づきました。恥かしいです。

ちなみに、今回の記事のコンセプトは、もし知らなかった人に知ってもらって上達することのメタ知識を増やしてもらえたらいいなというものです。前回は、自分の報告的な文書になっていたと思います。

前回は、入力と出力の記事を書き終わって、ブログを書くことへの入力が足りないことに気づきました。ブログ記事を意識して読んでいなかったので、ブログ記事の入力が足りなかったです。(意識的にインプットしないとダメですね)

コンセプトの記事を書きながらコンセプトを考えて記事を書けてなかったので、途中で修正しました。

と、ブログを書いていて復習になり勉強になりました。知識を出力することの大切さを学びました。